8月23日は何の日?記念日・歴史・雑学をやさしく解説【今日はちょっと特別な日】

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8月23日って、どんな日?

夏も終わりに近づき、朝夕の風が少しやわらかく感じられる季節。セミの声も心なしか穏やかになり、空の色も少しずつ秋めいてきます。そんな季節の変わり目にある8月23日は、実は私たちの暮らしや歴史に深く関わる、いろいろな記念日や出来事が重なっている日なんです。

何気なく過ごしてしまいがちな毎日ですが、「今日はどんな日だったのかな?」と少し立ち止まってみると、日々の過ごし方がちょっとだけ豊かになるかもしれません。

この記事では、「今日は何の日?」という素朴な疑問にお答えする形で、8月23日にちなんだ記念日や出来事、そして季節の小さな豆知識までを、やさしく丁寧にご紹介していきます。歴史に触れたり、ちょっとした雑学を知ることで、カレンダーを見るのが楽しくなるような、そんなひとときをお届けできたらうれしいです。

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8月23日の記念日をチェック♪

暮らしを支える「油の日」ってどんな日?

8月23日は「油の日」。私たちの食卓や暮らしに欠かせない“油”に感謝する日として制定されました。平安時代、日本で初めて食用の植物油が搾られたという記録が残っており、この歴史的な出来事にちなんで選ばれたそうです。

油といってもその種類はさまざま。揚げ物や炒め物に欠かせないサラダ油、香ばしい香りが魅力のごま油、健康志向の方に人気のオリーブオイル、さらには最近注目されているアマニ油やえごま油など、私たちの生活には欠かせない存在です。

現代では、油は単なる調味料や調理の手段にとどまらず、美容や健康の分野でも広く活用されています。適切な油の摂取は、肌のうるおいやホルモンバランスのサポート、さらには脳の働きを高めることにもつながるといわれています。

日頃なにげなく使っている油も、改めて考えると本当にありがたい存在。今日はキッチンにある油の種類を見直してみたり、お気に入りのオイルを使ったレシピを試してみるのも楽しいかもしれませんね。

若き武士たちの想いを伝える「白虎隊の日」

会津戦争のさなか、自ら命を絶った白虎隊の悲劇が起こったのが、1868年8月23日。この日を記念して「白虎隊の日」とされています。白虎隊は16〜17歳の少年たちで編成された部隊で、敵軍によって会津若松城が燃えていると誤認し、絶望の末に集団で自刃しました。

その出来事は、忠誠心や家族・故郷への深い愛情、そして時代に翻弄された若者たちの心を今に伝えるものです。

会津若松では、彼らを追悼するための慰霊碑が残されており、今も多くの人が足を運び、静かに手を合わせています。時代は変わっても、若者たちが抱いた純粋な想いは、世代を超えて人々の心を打ち続けています。

平和を願う大切な日「奴隷貿易廃止を記念する国際デー」

「国際奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー」は、国連が制定した大切な記念日です。かつて世界中で行われていた奴隷貿易という悲しい歴史と、それに立ち向かってきた人々の努力を、忘れずに語り継いでいくための1日です。

18世紀から19世紀にかけて、多くの人々が自由を奪われ、過酷な状況で働かされていました。その後の人権運動の流れによって奴隷制度は廃止されましたが、差別や搾取の構造はいまだ世界のどこかで存在しています。

この日を通じて、過去の歴史に学び、現在の世界に目を向けることが大切です。人種や出身、文化を超えて、お互いを尊重し合う社会を築くために、私たち一人ひとりにできることを考える、そんなきっかけになれば素敵ですね。

8月23日に起きた歴史的できごと

白虎隊の悲しい決断(1868年)

戊辰戦争の激しい戦火の中、会津藩の少年たちで結成された白虎隊が、自ら命を絶ったのが1868年の8月23日。敵軍が会津若松城に迫る中、城が炎に包まれているのを見て、「もはや敗戦は避けられない」と判断したといわれています。実際には、城はまだ陥落しておらず、彼らの判断は誤認によるものでしたが、戦場に立った若者たちの心の葛藤は想像を超えるものだったでしょう。

白虎隊の多くは16~17歳という若さでした。未来ある命が時代の波にのまれ、忠義や家族への思いを胸に最後の決断を下したことは、現代を生きる私たちにとっても深く心に響く出来事です。今も会津若松には彼らを祀る慰霊碑が残り、観光客や歴史ファンが静かに手を合わせています。

独ソの秘密協定「モロトフ=リッベントロップ協定」(1939年)

1939年8月23日、ドイツとソ連は互いに不可侵条約を締結しました。この「モロトフ=リッベントロップ協定」には、公にはされなかった秘密議定書が存在し、ポーランドを東西に分割する取り決めがなされていたのです。

この協定の直後、ナチス・ドイツはポーランドへ侵攻し、これを受けて第二次世界大戦が勃発。ヨーロッパ全体が戦火に包まれていくきっかけとなりました。ソ連も後に東ポーランドへ進軍し、両国による分割統治が始まったのです。

8月23日という日付は、単なる条約締結の日ではなく、戦争と人道危機の幕開けにもつながる歴史の転機だったといえます。現代に生きる私たちも、この出来事を通じて、平和の尊さと政治の力の影響を学ぶことができます。

歴史が動いた「ソ連のクーデター未遂の終結」(1991年)

1991年の8月、ソ連では保守派によるクーデターが勃発。当時の指導者ミハイル・ゴルバチョフ大統領は自宅軟禁され、一時的に政治の空白が生じました。しかしこのクーデターは、民衆の反発とボリス・エリツィンの強いリーダーシップにより失敗に終わり、8月23日には事態が収束します。

この未遂クーデターをきっかけに、ソ連の中央集権体制は大きく揺らぎ、年末にはついにソビエト連邦が正式に崩壊。70年以上続いた社会主義大国は、その幕を閉じました。

この日は、冷戦時代の終わりと民主化への移行の象徴ともいえる日です。当時のニュース映像では、戦車の前に立ちはだかる市民の姿が印象的で、人々の「変えたい」という強い意志が大きな歴史の流れを動かしたことを実感させられます。

8月23日ってどんな日?ちょっとした豆知識

夏休みラストスパートの日かも?

8月23日といえば、夏休みもいよいよ終盤に差しかかるタイミング。お盆を過ぎて少し落ち着いた雰囲気の中、「あれ?宿題がまだ終わってない!」と慌てる子どもたちの声が各地で聞こえてきそうな、そんな時期ですね。

図書館や文房具店には、自由研究のネタを探す親子の姿が増えたり、スーパーには新学期に向けた文具コーナーが登場したりと、街の風景にも“夏の終わり”を感じるヒントがあちこちに散りばめられています。

子どもたちがバタバタと夏の締めくくりに取りかかっているのを見ていると、大人までなぜかそわそわした気分に。懐かしい学生時代を思い出して、つい一緒に計画表をのぞき込んでしまう…なんて方も多いのではないでしょうか。

夏が終わる寂しさと、新しい季節への期待が入り混じる、ちょっと感傷的なこのタイミングも、8月23日らしい空気のひとつです。

実は「処暑」目前!秋の気配を感じる頃

二十四節気のひとつ「処暑(しょしょ)」は、例年8月23日ごろにあたります。「暑さがようやくおさまり始める頃」という意味があり、暦の上ではこの日を境に、少しずつ秋に向かって季節が移ろいはじめるとされています。

実際、日中の暑さは続いていても、朝や夕方の風にほんの少し涼しさを感じたり、空が高く澄んできたりと、気づけば小さな秋のサインがあらわれ始めているのもこの頃です。

セミの声に混じって、秋の虫の音が聞こえはじめたり、夜の空に星がきれいに見えるようになったりと、自然の変化に耳をすませると、季節のバトンタッチを実感できるはず。

処暑は、まだまだ暑さが残る中で、ちょっとだけ秋を感じてみる絶好のタイミング。冷たい飲み物ばかりで冷えた身体を少し温めてあげたり、温かいお茶を飲んでひと息つくのもおすすめですよ。

まとめ|今日という日を、少しだけ深く知る時間に

8月23日は、ふだんは何気なく過ぎてしまう1日かもしれませんが、実はたくさんの意味や背景が詰まった、ちょっと特別な日でもあります。古くから伝わる歴史や、今なお語り継がれる出来事、そして毎年訪れる季節の変わり目。そんな一つひとつに目を向けてみると、身近な毎日が少しずつ彩りを増してくるような気がします。

現代は慌ただしく過ぎていく時間の中で、ついカレンダーの1日1日を「ただの日」として見過ごしてしまいがち。でも、今日という日にも意味があり、そこに心を寄せることで、暮らしがほんの少し温かく、そして前向きになることもあるのではないでしょうか。

この記事が、あなたの毎日に「気づき」や「きっかけ」を届ける一助になれていたら幸いです。そして8月23日が、あなたにとって小さくても豊かな“特別な日”として心に残りますように。

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