現金・商品券もOK|目録の正しい書き方と封筒への入れ方【完全版】

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贈り物に添える目録は、品物の内容を明確に伝えるだけでなく、贈り主の誠意を示す大切な文書です。
しかし、正しい書き方や封筒への入れ方、敬称・日付のマナーなど、細かいルールを知らないと失礼になってしまうこともあります。

本記事では、結婚式や退職祝い、社内イベントや現金・商品券の贈答まで、あらゆるシーンに対応した目録の書き方を完全網羅。
用紙選びや筆記具、折り方・封筒への封入方法、さらに手書き・Wordでの簡易作成法や上級テクニックまで詳しく解説しています。

この記事を読めば、どんな贈答シーンでも失敗なく、見た目も美しく、受け取る相手に心が伝わる目録を作成できるようになります。
贈る心を形にしたいすべての方に最適な一冊です。

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  1. 目録とは?贈答に添える理由と役割
    1. 目録の意味と起源
    2. 現代の贈答文化での位置づけ
    3. 「贈り物の代理」としての目録の価値
    4. 目録が示す“日本の礼の精神”
  2. 目録の正しい書き方【基本とマナー】
    1. 目録の構成と基本レイアウト
    2. 表書きの書き方とマナー
    3. 贈り主と受取人の書き方
    4. 日付の書き方(和暦・西暦・旧暦)
    5. 贈答品内容の書き方と表現のコツ
    6. 誤りやすいマナーとチェックポイント
  3. 目録に使う用紙と筆記具の選び方
    1. 奉書紙・和紙・便箋の違いと選び方
    2. 奉書紙の扱い方と保存のコツ
    3. 筆記具の選び方|毛筆・筆ペン・ボールペンの使い分け
    4. 文字の濃淡と書き方のポイント
    5. インク・墨の選び方
    6. まとめ|紙と筆記具が伝える“贈る人の心”
  4. 目録を封筒に包む方法と手順
    1. 封筒の選び方(色・サイズ・素材)
    2. 封筒の表面と裏面の書き方
    3. 目録の折り方(正式な三つ折り)
    4. 封筒への入れ方(向きと位置)
    5. 糊付けと封の作法
    6. 封筒を渡すときの持ち方・差し出し方
  5. シーン別・目録の書き方例文集
    1. 結婚式や引き出物の場合
    2. 退職祝い・送別品の場合
    3. イベント・表彰・景品の場合
    4. 寄贈・奉納(企業・学校・自治体)用の例文
    5. お中元・お歳暮など季節の贈答に添える目録
    6. シーン別マナー比較表
  6. 現金や商品券を贈る場合の目録の書き方と注意点
    1. 金額の書き方(大字の使用と表現の工夫)
    2. 文面の書き方と添え方
    3. 封入の手順(現金・商品券)
    4. 注意点とマナー
    5. 現金・商品券向け例文集
  7. 簡易目録の作り方(Word・手書き対応)
    1. Wordやパソコンで作る簡易目録
    2. 手書きで作る簡易目録
    3. 簡易目録で注意すべきマナー
    4. まとめ|簡易目録でも丁寧さを演出する
  8. 目録作成時の注意点とNG例
    1. 注意点①:敬称・表記の間違い
    2. 注意点②:金額や数量の曖昧な表現
    3. 注意点③:文章が長すぎる・感情的すぎる
    4. 注意点④:紙質・封筒・筆記具の不適切さ
    5. 注意点⑤:日付や元号の誤り
    6. 注意点⑥:書き損じ・修正液の使用
    7. NG例まとめ
    8. まとめ|正しい目録は贈る心を映す鏡
  9. 目録作成後の確認ポイントと最終チェック
    1. 1. 敬称・表記の確認
    2. 2. 品目・数量・金額の確認
    3. 3. 日付・元号の確認
    4. 4. 文章・添え文のチェック
    5. 5. 用紙・筆記具・印刷の確認
    6. 6. 折り方・封筒への収め方の確認
    7. 7. 封の作法の確認
    8. 8. 総合チェックリスト
    9. まとめ|最終チェックで誠意を形にする
  10. 目録の書き方と封筒に入れる際のまとめ・総合チェックポイント
    1. 1. 目録作成の基本ステップ
    2. 2. 封筒への入れ方のポイント
    3. 3. シーン別のマナー確認
    4. 4. 失敗を防ぐ最終チェックリスト
    5. 5. 最終まとめ
  11. 目録作成の応用テクニックと上級マナー
    1. 1. 贈答品に合わせた目録デザイン
    2. 2. 文章表現の上級テクニック
    3. 3. 贈答品の並べ方・書き方の工夫
    4. 4. 封入・封の上級マナー
    5. 5. 手書きと印刷の使い分け
    6. 6. 最後の仕上げ・細部への配慮
    7. まとめ|応用で印象を格上げする

目録とは?贈答に添える理由と役割

「目録」とは、贈答品や記念品などを贈る際、その内容・数量・贈り主・受取人を明記した書面のことです。

単なる“品物リスト”ではなく、古来より感謝と敬意を形式に込めるための礼儀文書として重んじられてきました。

ここでは、目録の歴史・意味・そして現代のビジネスや冠婚葬祭での役割までを詳しく解説します。

目録の意味と起源

「目録」という言葉は、古代中国の「目録(もくろく)」という官文書の制度に由来しています。

奈良時代、日本でも寺院や役所が財産管理や納品記録を行う際に目録を使用していました。

平安時代になると、貴族や豪族の間で儀礼的贈答(贈り物の正式な伝達)に用いられるようになり、次第に一般にも広まりました。

この流れが、現代の「贈り物に目録を添える」文化の原点となっています。

つまり目録は、品物そのものよりも“心を形にした書面”としての意味が強いのです。

時代 使用目的 特徴
奈良時代 官庁・寺院の財産管理 帳簿のような記録文書
平安〜鎌倉 贈答や祭礼の記録 儀礼・宗教色が強い
江戸時代 商人・武家の贈答 封筒付き目録の形式が確立
現代 冠婚葬祭・ビジネス贈答 礼儀を重んじる文化的象徴

このように、目録は時代を超えて「品物の代弁者」としての役割を担ってきました。

現代でも、結婚式の引き出物や記念式典の寄贈などで、目録を添えることが礼節の証とされています。

現代の贈答文化での位置づけ

現代では、目録は主に次の3つの目的で使用されます。

  • 1. 贈答内容を正確に伝えるため(品名・数量・金額などを明記)
  • 2. 贈り主の誠意と敬意を形式で示すため
  • 3. 贈答の記録として残すため

たとえば、結婚式で引き出物を贈る際に「目録」を添えると、贈り物の内容が一目で分かり、受け取る側も整理しやすくなります。

また、会社で表彰状や記念品を贈るときに目録を添えると、贈呈内容を正式に残す文書としての役割も果たします。

特にビジネスシーンでは、目録があることで贈答の透明性や公正性が保たれるという実務的なメリットもあります。

使用シーン 目的 ポイント
結婚式 引き出物の内容明示 「各位」宛てにするのが一般的
退職祝い 感謝品・記念品の内容明示 個人宛に丁寧な文面を添える
社内表彰 贈呈の記録・公式証明 会社名・日付を明記
寄贈・奉納 寄付内容の記録 公共性を重んじた記述にする

「贈り物の代理」としての目録の価値

本来、目録は“品物の代わり”として渡されることも多い文書です。

たとえば、大型の物品(絵画・家具・設備など)や現地に直接届ける品を贈る際は、実物の代わりに目録を渡します。

この行為は「正式な贈答が成立した」という意思表示となり、相手への礼を尽くす重要な意味を持ちます。

目録は“物”ではなく“心”を贈る日本的な象徴といっても過言ではありません。

贈答品 目録を添える理由
高額品・大型品 持参できないため目録で代用
商品券・現金 金額を明示し、贈答の記録とする
寄付・奉納 社会的意義を明文化する

目録が示す“日本の礼の精神”

日本の贈答文化では、相手に直接「ありがとう」や「おめでとう」を伝えるよりも、形式を通じて感謝を表すことが重視されます。

そのため、贈り物に添える文書や包み方にも厳密なルールが存在します。

目録はまさにその象徴であり、「相手への敬意」「贈り物への誠実さ」「自分の品位」を同時に示す手段といえます。

形式を守ることは、冷たさではなく思いやりの表現なのです。

“形式は心の形”という考えが、日本の目録文化の根底にあります。

観点 意味
敬意 相手を立てる心を示す
誠意 丁寧な形式で真心を伝える
調和 日本文化の美意識を体現する

このように、目録は単なる「贈答の付属物」ではなく、贈り主の人柄や価値観を映す“礼の文化の象徴”なのです。

たとえ小さな贈り物であっても、目録を添えることで一段上の印象を与えることができます。

目録の正しい書き方【基本とマナー】

目録は、贈答の内容を伝えるだけでなく、贈り主の礼節や心配りを形にする大切な文書です。

そのため、文字の配置・表現の統一・用語の選び方など、細かい点にも気を配る必要があります。

ここでは、正式な目録の書き方を、構成・敬称・日付などの観点から詳しく解説します。

目録の構成と基本レイアウト

目録は、上から順に「表書き → 日付 → 贈り主 → 受取人 → 贈答品内容」の順に記載します。

この順序は、どんなシーンでも通用する基本形です。

紙の上でのバランスを意識し、文字の位置を整えることで、全体が引き締まった印象になります。

配置の美しさは、相手への敬意の現れです。

項目 配置位置 書き方のポイント
表書き 中央上部 「目録」または「贈」と記す
日付 左上 和暦で「令和〇年〇月〇日」
贈り主名 左中央 個人・会社名+敬称
受取人名 左下 「様」「殿」「各位」などを付ける
贈答品内容 本文中央 「一、○○ 一個」と縦書きで書く

縦書きが基本ですが、近年は横書きでも構いません。特に企業文書やデジタル印刷では横書きが主流になりつつあります。

ただし、慶事や冠婚葬祭では必ず縦書きにするのが正式とされています。

表書きの書き方とマナー

表書きは目録全体の「顔」となる部分です。中央上部にやや大きめの文字で「目録」または「贈」と書きます。

「目録」は最も一般的で、あらゆる贈答に使えます。「贈」はやや格式のある表現で、公式式典などで用いられます。

書体は楷書体が基本で、力強く、文字の中心を意識して書くと美しく仕上がります。

文字が中央に整っているだけで、全体の印象が格段に良くなるため、下書きを軽く引いて位置を確認するのもおすすめです。

表書き 用途 補足
目録 一般的な贈答 最も汎用的で失敗がない
式典・寄贈・奉納 格式を重んじたい場合
奉納目録 神社や寺院への奉納 宗教儀礼で使用

贈り主と受取人の書き方

贈り主(自分側)は、会社名・部署名・役職・氏名の順に書くのが一般的です。

個人の場合は「○○ ○○ 様」、企業の場合は「株式会社○○ ○○部」といった書き方が自然です。

複数人で贈る場合は「代表者名+他○名」とし、別紙に全員の氏名を添えるのが正式です。

受取人は、個人の場合は「○○ 様」、会社や団体の場合は「○○ 御中」または「○○ 殿」とします。

敬称を省略するのはマナー違反なので、どんな場合でも必ず付けましょう。

ケース 書き方 注意点
個人宛 ○○ ○○ 様 「様」は必ず付ける
法人宛 株式会社○○ 御中 個人名と併記しない
式典や不特定多数 各位 社内や参加者全体向けに使用

配置のコツとしては、受取人名を左下に小さく書き、贈り主名を少し上に書くと見栄えが良くなります。

これは「相手を立てる」配置であり、礼儀を形で示す伝統的なスタイルです。

日付の書き方(和暦・西暦・旧暦)

日付は文書の信頼性を保つための必須要素です。原則として和暦を使用します。

「令和〇年〇月〇日」と記載し、数字は漢数字で書くのが伝統的です。

たとえば「令和五年三月十五日」のように、年だけ漢数字、月日を算用数字にする書き方も一般的です。

西暦を使う場合は全て算用数字で統一し、「2026年3月15日」のように記載します。

弔事の場合は旧暦や西暦を使う場合もありますが、慶事では必ず現行の元号を使うのがマナーです。

書き方 形式 使用シーン
令和〇年〇月〇日 和暦 結婚式・記念式典など
2026年〇月〇日 西暦 ビジネス文書や国際案件
旧暦〇月〇日 旧暦 宗教儀式・奉納関係

日付を入れ忘れると正式文書として成立しないため、最後に必ず確認しましょう。

贈答品内容の書き方と表現のコツ

贈答品の内容は、簡潔かつ正確に記載します。基本形は「一、○○ 一個」です。

複数ある場合は、品ごとに改行して列記し、同じ書式で統一します。

金額を書く際は「金壱萬円也」と大字(旧字体)を使うのが正式です。

また、品名の前に「一、」を付けることで整然とした印象になります。

書き方例 説明
一、商品券 五千円分 一枚 商品券など金券類の場合
一、〇〇スイーツ詰め合わせ 一箱 食べ物・ギフト系
一、金壱萬円也 現金を贈る場合(大字使用)

内容欄の最後に「右、○○として謹んでお贈りいたします。」と書き添えると、より丁寧な印象になります。

この一文があることで、文章全体が礼儀正しく締まるため、公式文書ではぜひ加えましょう。

誤りやすいマナーとチェックポイント

目録を書く際に陥りやすいミスを以下にまとめました。

間違い例 正しい書き方 理由
「目録書き」→「目録」 「書き」は不要 表書きは簡潔に
「令和6年3月15日」 「令和六年三月十五日」 正式文書では漢数字使用
「様御中」 どちらか一方 敬称の重複は誤り
「一、品物2個」 「一、品物 二個」 数字も漢数字に統一

また、文末に「以上」と記載するスタイルもありますが、これはビジネス文書用の締め表現であり、目録では不要です。

文章全体を通して、統一感と丁寧さを重視するのが最も重要です。

美しい書面は、読み手に「大切に扱ってくれた」と感じさせる最良のマナーです。

目録に使う用紙と筆記具の選び方

目録は、内容や書き方だけでなく、使用する「紙」と「筆記具」の質によって印象が大きく変わります。

ここでは、正式な贈答で使われる奉書紙の特徴や、筆記具の選び方、そして仕上がりを美しく見せるコツを詳しく紹介します。

奉書紙・和紙・便箋の違いと選び方

目録に最もふさわしい用紙は「奉書紙(ほうしょがみ)」です。

奉書紙は古くから公文書や儀礼文書に使われてきた厚手の和紙で、柔らかくもハリがあり、手触りに高級感があります。

白さの中にもわずかに温かみがあり、「清潔さ」と「格式」を同時に感じさせる素材です。

奉書紙を使うことで、相手への敬意が自然と伝わります。

紙の種類 特徴 用途
奉書紙 厚みがあり、滑らかな表面。公式な贈答に最適。 結婚式・記念品・寄贈など
和紙 柔らかく温かみのある質感。筆ペンとの相性が良い。 個人向け贈答・季節の贈り物
上質紙(便箋) やや薄手。印刷対応に便利。 簡易目録・社内用途

用紙サイズはA4またはB5が一般的です。封筒に折り入れる場合は、折り目がきれいにつく紙厚(約90〜120g/m²)が理想です。

薄すぎると裏写りし、厚すぎると折りにくくなるため、触ったときに「少しコシを感じる」程度がちょうど良いでしょう。

特に公式行事では、奉書紙以外のコピー紙は避けるのがマナーです。

奉書紙の扱い方と保存のコツ

奉書紙は湿気や直射日光に弱いため、保存環境にも注意が必要です。

未使用のものは購入時の袋のまま保管し、使用前に軽く手でなでて空気を含ませるとシワが取れやすくなります。

折り目をつける際は、爪やカードの角を使って軽く筋をつけると美しい仕上がりになります。

書き損じた場合は、修正液や修正テープを使わずに新しい紙に書き直しましょう。

「一筆入魂」の気持ちで新しい紙に向き合うことが、礼儀の基本です。

取り扱いの注意点 内容
湿気対策 密封袋で保管し、湿度50%前後を維持
折り方 三つ折りは左右の幅を揃える
書き損じ 修正せず書き直すのがマナー
保存期間 数年以内に使い切る(変色防止)

筆記具の選び方|毛筆・筆ペン・ボールペンの使い分け

筆記具は、場面の格式によって選びましょう。

もっとも正式なのは「毛筆」、次に「筆ペン」、略式には「黒インクのボールペン」が使えます。

どの筆記具を選んでも共通して大切なのは、黒く濃いインクで、安定した筆圧を保つことです。

筆記具 特徴 適した場面 注意点
毛筆 最も格式が高い。濃淡が出て表情豊か。 結婚式・式典・奉納 にじみやすい紙には注意
筆ペン 扱いやすく均一な線が書ける。 退職祝い・感謝品など 中字タイプが使いやすい
ボールペン 略式用。細字タイプで整える。 社内用途・カジュアルな贈答 青インクは不可。黒のみ使用

特に筆ペンを使う場合は、中字(中字丸芯)を選ぶと、太すぎず細すぎず読みやすい線になります。

毛筆を使うときは、穂先が細くまとまる「中筆」タイプが最も使いやすいです。

ボールペンを使う場合でも、黒インク・新しいペンを必ず用意しましょう。

文字の濃淡と書き方のポイント

目録の印象を左右するのは「文字の均一感」です。

同じ筆圧で書くと全体が整って見えますが、表書きの「目録」部分だけやや太く力を入れると引き締まります。

筆記時は紙の上で筆やペンを止めず、スッと引くように書くのがコツです。

また、筆記中に手の汗で紙が波打たないよう、下敷きや半紙を一枚挟むと安心です。

項目 コツ
筆圧 一定に保ち、急な強弱を避ける
文字バランス 上下左右の余白を均等に
書き始め 表書きから書き、文字の高さをそろえる
練習 別紙で数回練習してから清書する

「読みやすい字」こそ最大のマナーです。美しさよりも丁寧さを優先し、一文字ずつ心を込めて書くことを意識しましょう。

インク・墨の選び方

筆記具だけでなく、インクや墨の種類にも気を配りましょう。

墨汁は「濃墨(のうぼく)」が適しています。薄墨は弔事用なので、慶事では避けます。

筆ペンの場合も、「慶弔両用」ではなく「濃い黒インク専用タイプ」を選びましょう。

種類 色味 用途
濃墨 黒が強く艶がある 慶事・公式文書
薄墨 灰色がかった黒 弔事・香典
慶事用筆ペン 光沢のある黒インク 結婚式・贈答全般

もし手書きに不安がある場合は、筆ペンで書いたあと上から軽く墨を重ねる「二度書き」も可能です。

ただし、筆先がにじみやすい紙ではインクが広がるため、テスト書きをしてから本番に臨みましょう。

まとめ|紙と筆記具が伝える“贈る人の心”

目録は文面そのものよりも、「どう書いたか」で印象が決まります。

奉書紙の選び方や筆記具の扱いひとつで、贈り物の印象がまるで変わります。

高価なものを贈らなくても、上質な紙と丁寧な筆跡があれば、それだけで相手の心に残るのです。

形式を守りつつも、自分らしい誠実さを表現することが、目録作成の最大のポイントです。

目録を封筒に包む方法と手順

丁寧に書き上げた目録は、そのまま渡すのではなく、必ず封筒に包んで贈ります。

封筒は単なる入れ物ではなく、目録を清め、格式を整える「外装」の役割を持ちます。

ここでは、封筒の選び方から折り方・入れ方まで、正式なマナーに沿って詳しく解説します。

封筒の選び方(色・サイズ・素材)

目録用の封筒は、基本的に白色または薄いクリーム色の無地を使用します。

模様や印刷のある封筒、派手な装飾付きのものは避けましょう。

フォーマルな場では、奉書紙と同質の厚手封筒を選ぶと高級感が出ます。

封筒の種類 特徴 使用シーン
奉書封筒 厚みがあり格式が高い。和紙素材。 結婚式・寄贈・式典など
白封筒 一般的で扱いやすい。 退職祝い・感謝品など
クラフト封筒 略式・社内用。非公式向け。 社内表彰・イベント景品など

サイズは、折りたたんだ目録よりも一回り大きい封筒を選ぶのが基本です。

たとえば、A4の奉書紙を三つ折りにした場合は、長形3号(約235×120mm)の封筒が最も美しく収まります。

ぴったりすぎるサイズは避けるようにしましょう。出し入れの際に紙が傷んでしまいます。

封筒の表面と裏面の書き方

封筒の表面には、中央上部に「目録」または「贈」と書きます。

手書きの場合は毛筆または筆ペンで、太めの文字を意識して書くと引き締まります。

裏面には贈り主の名前を左下に書くのが正式です。

差出人名を中央に書くのは郵送用であり、贈答封筒では避けましょう。

記載内容 書き方
表面 「目録」または「贈」 中央上部に大きめに書く
裏面 贈り主名 左下に小さく記載
表下部(任意) 日付や行事名 式典の場合のみ記載可

印刷済みの表書き封筒を使う場合もありますが、できれば自筆で書くと誠意が伝わります。

目録の折り方(正式な三つ折り)

奉書紙で書いた目録は、封筒に入れる前に「三つ折り」にします。

折り方には決まりがあり、左右を内側に折る「内三つ折り」が正式とされています。

これは「謙遜・控えめ」を意味し、日本的礼儀の象徴とされています。

折り方 手順 ポイント
①縦半分 中央に軽く折り目をつける ガイド線代わりに
②右側を内側へ折る 中央線に合わせる 折り目は爪で軽く押さえる
③左側を重ねる 三等分になるよう調整 端がずれないよう注意

折り目をつけるときは、力を入れすぎず、紙の質感を保つことが大切です。

折り跡が強すぎると紙が割れて見栄えが悪くなります。

一度折った紙を開いて再度折り直すのは避けましょう。必ず一度で仕上げるのが正式です。

封筒への入れ方(向きと位置)

折りたたんだ目録は、表書きが表を向くように入れます。

つまり、封筒を開いたときに「目録」の文字が最初に見える状態にします。

入れる際は、上下の余白を均等にし、左右の角を軽く押さえて紙がずれないように整えましょう。

向き 入れ方 マナー
表書き 封筒の表と同じ向きに 開封時に文字が読めるように
折り位置 上側が先に開くように 相手が取り出しやすくする
重ね方 折り目が手前に来るように 中身が滑り落ちにくい

このように入れることで、受け取る側が封を開けた瞬間に「整った印象」を感じられます。

見えない部分にこそ、贈り主の心が現れるのです。

糊付けと封の作法

封筒の口は糊付けして閉じます。開けやすさよりも「清めと丁寧さ」を重視します。

のりは端から端まで薄く均一に塗り、乾く前に指先で軽く押さえます。

封の折り方は台形(角を少し折る)にするのが正式です。

項目 手順 注意点
のり スティックのりを薄く塗る 液体のりは波打ちの原因に
折り口 三角ではなく台形に 角が立ちすぎると不格好
押さえ方 手のひらで軽く押す 強く押すと跡が残る

弔事では封を完全に閉じず、慶事ではきちんと糊付けするのが作法です。

封を閉じる=縁を結ぶという意味があり、贈答では大切な象徴的動作とされています。

封筒を渡すときの持ち方・差し出し方

最後に、封筒を相手に渡す際の作法を確認しておきましょう。

封筒は、封の部分を自分側に向け、両手で丁寧に差し出します。

机の上に置く場合は、封の面を上にし、相手が表書きを読める向きに置きます。

状況 動作 ポイント
手渡し 両手で渡す 相手が受け取りやすい高さで
机に置く 表書きが相手側に向くように 「お納めください」と一言添える
郵送 別封筒に入れて送る 直接宛名を書かない

封筒の渡し方まで含めて、目録のマナーは完成します。

書く・包む・渡す、すべての所作が「贈る心」を形にする行為です。

こうした細やかな気配りが、相手に深い印象を残すのです。

シーン別・目録の書き方例文集

目録は、贈り物の内容を明記するだけでなく、相手への気持ちを文章で伝える役割もあります。

しかし、贈る目的や場面によって、表現のトーンや形式は大きく異なります。

ここでは、代表的なシーン別に、実際に使える目録の書き方と文例を紹介します。

結婚式や引き出物の場合

結婚式の引き出物やお祝いのお返しでは、「各位」など不特定多数を対象にする文面を使います。

新郎新婦連名で作成し、和暦の日付を入れるのが正式です。

文章は簡潔にし、感謝と今後のお願いを添えるのがポイントです。

構成 記載内容
表書き 目録
贈答品内容 一、○○百貨店 ギフト券 五万円分 一枚
一、△△スイーツ詰め合わせ 一箱
添え文 右、皆様への感謝の気持ちを込め、心ばかりの品をお贈りいたします。
日付 令和八年三月十五日
贈り主 新郎 山田 太郎
新婦 佐藤 花子
受取人 各位

式場によっては目録を引き出物袋に添える形式もありますが、公式感を出す場合は封筒に入れて渡すとより丁寧です。

退職祝い・送別品の場合

退職記念や送別の贈り物に添える目録では、感謝とねぎらいの言葉を明記します。

この場合、個人宛の文面になるため、「様」などの敬称を必ず付けましょう。

構成 記載内容
表書き 目録
贈答品内容 一、図書カード 一万円分 一枚
一、記念時計 一個
添え文 右、長年のご尽力に深く感謝申し上げ、記念の品をお贈りいたします。
日付 令和八年三月十五日
贈り主 株式会社○○ 営業部一同
受取人 鈴木 一郎 様

社内での贈呈では、部署名+「一同」と記載することで、組織全体からの気持ちを伝えることができます。

個人の功績を称える文章は簡潔にまとめ、感情的になりすぎない表現が理想です。

イベント・表彰・景品の場合

社内イベントや表彰式などで目録を使う場合は、簡潔で読みやすい文章にします。

フォーマルさよりも、明瞭さ・実用性を重視しましょう。

構成 記載内容
表書き 目録
贈答品内容 一、商品券 五千円分 一枚
一、○○ワイン 一本
添え文 右、日頃のご協力に感謝を込め、記念の品を贈呈いたします。
日付 令和八年三月十五日
贈り主 社内レクリエーション実行委員会
受取人 各位

イベント用目録はカジュアルな文面でも構いませんが、句読点や略語は避け、清書体で整えると好印象です。

景品や賞品にも正式な形式を添えることで、イベント全体の印象が格上げされます。

寄贈・奉納(企業・学校・自治体)用の例文

企業や団体が寄贈や奉納を行う際は、より厳粛で公的な文体が求められます。

贈り主の名称は正式表記で、代表者名を併記します。

また、贈答品の目的(教育支援・地域貢献など)を簡潔に記載することで、誠実さが伝わります。

構成 記載内容
表書き 奉納目録
贈答品内容 一、図書 50冊
一、パソコン 5台
添え文 右、地域の教育振興の一助として、上記の品を謹んで寄贈いたします。
日付 令和八年三月十五日
贈り主 株式会社○○ 代表取締役 田中 健一
受取人 ○○市立 第一小学校 殿

宗教施設への奉納では、「奉納目録」と表書きし、文中に「謹んで奉納いたします」と記載します。

寄贈・奉納は単なる贈り物ではなく、社会的な信頼関係を築く行為です。

お中元・お歳暮など季節の贈答に添える目録

季節の贈り物にも目録を添えると、より丁寧な印象になります。

特に取引先や目上の方への贈答では、品物と一緒に封筒入りの目録を同封するのが好ましいです。

構成 記載内容
表書き 目録
贈答品内容 一、季節の果物詰め合わせ 一箱
一、特製お茶詰め合わせ 一缶
添え文 右、平素のご厚情に感謝申し上げ、心ばかりの品をお贈りいたします。
日付 令和八年十二月吉日
贈り主 株式会社○○ 営業部 山本 美香
受取人 株式会社△△ 御中

日付は「吉日」と記載しても問題ありません。特にお中元・お歳暮では、配送時期が前後するため柔軟に対応できます。

シーン別マナー比較表

最後に、シーン別にマナーや表現の違いを一覧でまとめました。

シーン 表書き 敬称 文体 ポイント
結婚式 目録 各位 柔らかく丁寧 新郎新婦連名が基本
退職祝い 目録 やや改まった敬語 功績を簡潔に称える
イベント 目録 各位 簡潔で明瞭 賞品内容を具体的に
寄贈・奉納 奉納目録 殿 公的で厳粛 目的と意義を明記
お中元・お歳暮 目録 御中 丁寧語中心 季節の挨拶を入れる

どのシーンでも共通して大切なのは、「簡潔・清書・統一感」です。

言葉の数よりも、紙の余白や文字の整い方が印象を決めます。

きれいな文字と真心のこもった言葉こそ、最高の贈り物です。

現金や商品券を贈る場合の目録の書き方と注意点

目録は、現金や商品券の贈答でも使用されます。しかし、現金・金券は単なる品物以上に慎重さと礼儀が求められる贈答品です。

ここでは、金額の書き方、封入の手順、文面例、注意点まで詳しく解説します。

金額の書き方(大字の使用と表現の工夫)

現金を贈る場合は、金額を大字(旧字体)で記載するのが正式です。

たとえば一万円なら「金壱萬円也」、五千円なら「金五千円也」と書きます。

大字を使う理由は、金額の改ざん防止と正式感の演出です。

金額 正式表記
1,000円 金壱仟円也
5,000円 金五千円也
10,000円 金壱萬円也
50,000円 金伍萬円也

商品券やギフトカードの場合も、金額と枚数を明記します。

例:「一、〇〇百貨店 商品券 五千円分 一枚」

数字だけでなく、文字で読みやすく記載することが礼儀です。

文面の書き方と添え方

現金や商品券の場合、本文には「右、○○としてお贈りします」と記載します。

この一文を加えることで、贈答の意図が明確になり、格式が保たれます。

例文 用途
右、日頃の感謝の意を込め、金壱萬円也をお贈りいたします。 退職祝い・お礼
右、心ばかりの品として金五千円也をお納めいたします。 結婚式・引き出物
右、皆様への感謝の気持ちとして、商品券 五千円分 一枚をお贈りいたします。 イベント景品

「心ばかり」「謹んで」などの言葉を添えると、控えめながら丁寧な印象になります。

封入の手順(現金・商品券)

現金や商品券は、必ず新札・未使用品を用意し、清潔な状態で封入します。

封入手順は以下の通りです:

ステップ 手順
新札を金額に応じて枚数を揃える
半分に折って重ねる(折り目は軽く)
ご祝儀袋や香典袋に入れる
封筒に目録と一緒に収める
封を閉じる際はのりで軽く密封

現金を直接封筒に入れる場合もありますが、贈答の正式感を出すならご祝儀袋+目録+封筒の3段構成が最も丁寧です。

注意点とマナー

現金や商品券は特に以下の点に注意しましょう:

注意点 理由
古い札や折れた札を使わない 不衛生・失礼にあたる
金額を明確に書く 贈答の透明性と信頼性を保つ
「以上」とか「おまけ」表現を使わない 軽く見える印象になる
敬称を省略しない 目録全体の丁寧さを損なう
目録と現金は別封筒でも可 郵送や持参時に安全で整理しやすい

現金や商品券を贈る場合、書き方・包み方・言葉遣いすべてが贈る人の誠意を示すという意識が大切です。

現金・商品券向け例文集

シーン 例文
結婚祝い 右、新郎新婦へのお祝いとして金壱萬円也をお贈りいたします。
退職祝い 右、長年のご厚情に感謝し、金五千円也を謹んでお贈りいたします。
社内表彰 右、皆様への感謝の気持ちとして商品券 五千円分 一枚をお贈りいたします。
お中元・お歳暮 右、平素のご厚情に感謝申し上げ、金壱萬円也をお贈りいたします。

文章は短く、金額と品名、そして贈る気持ちを明確に書くことが重要です。

現金や金券は、形式が整っているだけで「心遣いが伝わる贈答品」になります。

簡易目録の作り方(Word・手書き対応)

目録は必ずしも奉書紙で作らなければならないわけではありません。
カジュアルな贈答や社内イベント、少人数向けの贈答では、簡易的に作る方法もあります。

ここでは、Wordなどのワープロソフトを使った作成方法と、手書きでの簡易目録の作り方を詳しく紹介します。

Wordやパソコンで作る簡易目録

パソコンで作る場合は、以下のポイントを押さえると、見栄えよく丁寧な印象を与えられます。

ポイント 解説
用紙サイズ A4やB5が標準。封筒に収まるサイズを選ぶ。
文字サイズ・書体 表書き:14〜16pt、本文:10〜12pt。書体は明朝体が正式感あり。
段落と余白 上部に余白を取り、贈答品内容は箇条書きで整列。
表組みの活用 品名・数量・金額を表にすると視覚的に分かりやすい。

例:Wordで作成する場合

項目 内容
表書き 目録
贈答品内容 一、商品券 五千円分 一枚
一、〇〇ワイン 一本
添え文 右、日頃のご協力に感謝し、心ばかりの品をお贈りいたします。
日付 令和八年三月十五日
贈り主 社内レクリエーション実行委員会
受取人 各位

印刷後は、紙質にも少しこだわるとより丁寧な印象になります。
厚手のコピー用紙や上質紙を使用すると、手触りや見栄えが良くなります。

手書きで作る簡易目録

手書きの場合は、奉書紙がなくても無地の白紙や便箋で作れます。

手書きの利点は、文字に温かみが出ることです。ポイントは以下の通りです:

ポイント 解説
文字の均一感 1行1行の高さや幅をそろえる。下書きを鉛筆で軽く引くと安心。
筆記具 黒のボールペンや筆ペンを使用。濃くて読みやすいもの。
表書き 少し大きめに書き、中央に配置すると引き締まる。
品名の書き方 「一、〇〇 一個」の形式で箇条書きにすると整然と見える。
添え文 簡潔に感謝や挨拶を書き添えると丁寧。

手書きの場合も、余白や文字のバランスに気を配るだけで、十分に正式感を演出できます。
特に社内イベントや個人贈答では、温かみと誠意が伝わるため好印象です。

簡易目録で注意すべきマナー

簡易目録でも、基本的なマナーは守る必要があります:

注意点 解説
敬称を省略しない 「様」「殿」「各位」など必ず付ける。
金額・数量の明確化 現金や商品券は必ず明記する。
書き損じは書き直す 修正液や訂正テープは使用しない。
余白と整列 文字が窮屈にならないよう調整する。
封筒に入れる 折り方は三つ折り、表書きが外に見えるように入れる。

簡易目録でも、誠意が伝わるよう文字・レイアウト・言葉遣いを意識することが大切です。

まとめ|簡易目録でも丁寧さを演出する

正式な奉書紙がなくても、Wordや手書きで作成した簡易目録でも十分に丁寧さを演出できます。

重要なのは、

  • 文字やレイアウトのバランス
  • 品名・数量・金額・敬称の明確化
  • 表書きや添え文で誠意を示す

これらを守れば、贈る相手に「心を込めた贈答品」として伝わります。

形式よりも丁寧さ、清潔さ、読みやすさを優先することが簡易目録成功のポイントです。

目録作成時の注意点とNG例

目録は、贈答品の内容を明示するだけでなく、贈り主の礼儀や誠意を示す重要な文書です。
一見簡単に思える作業でも、書き方や表現の間違いがあると相手に失礼になってしまうことがあります。

ここでは、よくあるNG例と正しい対策を詳しく解説します。

注意点①:敬称・表記の間違い

贈り主・受取人の敬称は必ず付けることが基本です。省略や誤った使用は失礼にあたります。

NG例 正しい例 理由
山田 太郎 山田 太郎 様 敬称を省略すると礼を欠く印象になる
株式会社○○ 様 株式会社○○ 御中 会社宛は「御中」を使用。様と混用は誤り
各位 様 各位 重複敬称は避ける

敬称は贈答マナーの基本です。必ず確認しましょう。

注意点②:金額や数量の曖昧な表現

特に現金や商品券の場合、金額は必ず正確に書き、大字(旧字体)で記載します。
品物の数量も正確に記入し、曖昧な表現は避けます。

NG例 正しい例 理由
高価な○○ ○○ 一個 価値を強調すると失礼にあたる
約5千円分 金五千円也 曖昧な表現は誤解を生む
数枚 一枚 具体的数量を記載することで信頼感が出る

注意点③:文章が長すぎる・感情的すぎる

目録は文章ではなく、あくまで贈答品の内容を明確に伝える文書です。
長文や感情的な表現は避け、簡潔かつ丁寧に書きましょう。

NG例:「これまでお世話になり、本当に感謝しています。心ばかりですが○○を贈らせていただきます。今後ともよろしくお願いします。」
→正しい例:「右、日頃のご厚情に感謝し、心ばかりの品をお贈りいたします。」

文章は短く、礼儀正しく、贈答の目的が明確になることが大切です。

注意点④:紙質・封筒・筆記具の不適切さ

目録は用紙や筆記具の質でも印象が決まります。安価なコピー用紙や薄い封筒は、正式な贈答には不向きです。

NG例 正しい例 理由
コピー用紙にボールペンで手書き 奉書紙または上質紙に筆ペン 格式と誠意を示すため
薄い封筒に無理に入れる 折りたたんだ目録が収まる厚手封筒 取り扱いやすさと見栄えを両立
色付きペンや蛍光ペンで表書き 黒墨・筆ペン 派手な色は贈答の格式にそぐわない

注意点⑤:日付や元号の誤り

慶事では和暦を使用するのが正式です。元号の変換ミスや日付の省略は避けましょう。

NG例 正しい例 理由
平成31年3月15日 令和元年3月15日 元号を正確に使用する
2026/03/15 令和八年三月十五日 慶事は和暦が望ましい

注意点⑥:書き損じ・修正液の使用

目録で書き損じた場合、修正液やテープで直すのはNGです。
必ず新しい用紙に清書し直しましょう。

清潔で丁寧な紙面は、贈り主の誠意を伝える重要な要素です。

NG例まとめ

  • 敬称を省略して「山田 太郎」と書く
  • 金額や数量が曖昧(「約5千円分」「数枚」など)
  • 文章が長すぎて読みづらい
  • 紙質が安価すぎる・封筒が薄い
  • 表書きに派手な色や装飾を使う
  • 日付・元号の誤記
  • 書き損じを修正液で直す

まとめ|正しい目録は贈る心を映す鏡

目録は贈答品そのもの以上に、贈る人の心や誠意を形にする文書です。

敬称、金額、数量、文章の簡潔さ、紙質、筆記具、日付など、細部に気を配ることで、相手に好印象を与えることができます。

NGを避け、丁寧さを徹底することが、最も大切なマナーです。

目録作成後の確認ポイントと最終チェック

目録を書き終えたら、渡す前に必ず最終チェックを行いましょう。
些細なミスでも、贈答の印象を損ねる可能性があります。ここでは、実務的かつ網羅的な確認ポイントを整理します。

1. 敬称・表記の確認

受取人・贈り主の敬称が正しく書かれているかを確認します。

  • 個人宛:必ず「様」を付ける
  • 会社・団体宛:必ず「御中」を使用
  • 複数人宛:不必要な敬称の重複がないか(例:各位様は誤り)

敬称の誤りは、形式面で最も目立つミスです。

2. 品目・数量・金額の確認

目録の主役である贈答品情報が正確かチェックします。

  • 現金・商品券:金額を大字で正確に記載
  • 物品:数量やサイズ、型番など正確に記載
  • 複数アイテム:箇条書きで読みやすく整列しているか

ここで間違いがあると、受け取った側が困惑したり、信頼感を損なう可能性があります。

3. 日付・元号の確認

慶事では和暦を使用するのが基本です。

  • 元号の変換ミスがないか
  • 日付の数字が正確か
  • お中元・お歳暮など配送時期が曖昧な場合は「吉日」表記を活用

4. 文章・添え文のチェック

文章は短く簡潔で、丁寧語が守られているか確認します。

  • 感情的すぎないか
  • 長文になっていないか
  • 「心ばかり」「謹んで」などの適切な表現を使用しているか

5. 用紙・筆記具・印刷の確認

目録全体の見栄えをチェックします。

  • 用紙:奉書紙、上質紙など適切な紙質か
  • 文字:筆圧・インク濃淡が均一で読みやすいか
  • 印刷の場合:文字のかすれ・斜行がないか

6. 折り方・封筒への収め方の確認

封筒に入れる際の向きや折り方も重要です。

  • 目録の表書きが封筒の表側と同じ向きになっているか
  • 折り目が揃っていて乱れていないか
  • 封筒のサイズ・厚みが適切であるか

7. 封の作法の確認

封筒の封を閉じる際に以下を確認します。

  • のりの量が適切か(多すぎず少なすぎず)
  • 台形に折っているか
  • 封がしっかり押さえられているか

8. 総合チェックリスト

作成後、以下のリストで最終確認を行うと安心です。

確認項目 チェック内容
敬称 個人・団体・複数人宛に誤りなし
品目・数量・金額 正確かつ明確に記載
日付・元号 和暦の変換ミスなし
文章・添え文 簡潔・丁寧で感情過多でない
用紙・筆記具 適切な紙質・筆記具を使用
折り方・封入 三つ折り・表書き向き・封筒サイズ適正
封の作法 のり・台形折り・押さえ確認
最終印象 文字・レイアウト・誠意が整っている

まとめ|最終チェックで誠意を形にする

目録は贈答品の価値を補完する「顔」です。
どれだけ丁寧に書いても、最終チェックを怠ると誤字・見栄え・礼儀の不備が目立ってしまいます。

最終確認で誤りをなくし、清潔・整然・誠実な状態で渡すことが、最高のマナーです。

このチェック作業を習慣化すれば、どんな贈答シーンでも安心して目録を作成できます。

目録の書き方と封筒に入れる際のまとめ・総合チェックポイント

ここまでの章で、目録の基本、用紙・筆記具の選び方、封筒の扱い方、シーン別の例文、現金や商品券の注意点、簡易目録の作り方、そして最終チェック方法を詳しく解説しました。

最後に、全てを整理し、目録作成と封筒への封入で絶対に押さえておきたいポイントをまとめます。

1. 目録作成の基本ステップ

目録作成は以下の順序で進めるとスムーズです:

  1. 贈答品の内容・数量・金額を確認
  2. 贈り主・受取人の名称と敬称を整理
  3. 日付・元号を確認し、適切な表記を決定
  4. 奉書紙または上質紙に清書(手書きまたはWord)
  5. 添え文を簡潔に記載(感謝や挨拶)

この流れで作業すると、誤りや抜け漏れを防げます。

2. 封筒への入れ方のポイント

封筒に入れる際は、以下の点に注意します:

  • 目録の表書きが封筒の表面と同じ向きになっているか
  • 折り方は三つ折り、左右の端を揃える
  • 封筒のサイズ・厚みは目録に合っているか
  • 封の作法:のりは適量、折り口は台形で押さえる

3. シーン別のマナー確認

結婚式・退職祝い・イベント・寄贈・季節の贈答、現金や商品券、それぞれマナーが異なります。

代表的な違いは以下の通りです:

シーン 表書き 敬称 文体・ポイント
結婚式 目録 各位 新郎新婦連名、簡潔で柔らかい
退職祝い 目録 功績を簡潔に称える丁寧な表現
イベント景品 目録 各位 明瞭・簡単で具体的な品名と数量
寄贈・奉納 奉納目録 殿 公的で厳粛、目的を簡潔に明記
お中元・お歳暮 目録 御中 季節の挨拶を添える

4. 失敗を防ぐ最終チェックリスト

作成後は必ず以下のチェックを行います:

  • 敬称の誤りはないか
  • 品目・数量・金額は正確か
  • 日付・元号は正しいか
  • 文章・添え文は簡潔かつ丁寧か
  • 文字の濃淡や均一感は整っているか
  • 折り方・封筒の向き・封の方法は適切か
  • 現金や商品券の場合は新札・未使用品か

5. 最終まとめ

目録は贈答品の「顔」とも言える重要な文書です。
正しい用紙・筆記具・表書き・文章・封入のマナーを守ることで、贈り主の誠意を最大限に伝えることができます。

丁寧に作成し、最終チェックを怠らないことが、心に残る贈答の秘訣です。

本章のチェックポイントを活用して、どの贈答シーンでも安心して目録を作成・封入できるようにしましょう。

目録作成の応用テクニックと上級マナー

基本の書き方や封筒の入れ方をマスターしたら、次はより印象的で洗練された目録を作るための応用テクニックを押さえましょう。
ここでは、贈答シーンに応じた細やかな工夫、文章表現、デザイン、封入の上級マナーを解説します。

1. 贈答品に合わせた目録デザイン

目録は内容だけでなく、見た目の印象も大切です。
応用テクニックとして、封筒や用紙の色・厚み・質感を贈り物に合わせることで、より統一感と高級感を演出できます。

  • 和風の贈り物 → 奉書紙+和紙封筒で格式を強調
  • 洋風のギフト → 上質紙+クリーム色封筒で柔らかさを表現
  • 社内イベント → 用紙の厚みや文字サイズで視認性を工夫

品物と目録の見た目の統一感は、受け取る側に「細やかな配慮」を伝えます。

2. 文章表現の上級テクニック

目録の添え文は、基本的には簡潔ですが、少し工夫することでより丁寧かつ印象的になります。

  • 感謝やねぎらいの言葉を短く添える:「右、日頃のご厚情に感謝を込め、心ばかりの品をお贈りいたします。」
  • 季節感や行事感を少し入れる:「右、春の訪れに際し、心ばかりの品をお贈りいたします。」
  • 贈答品の目的や意図を簡潔に記載:「右、皆様のご健勝と益々のご発展を祈念し、記念品をお贈りいたします。」

文章を長くしすぎず、相手が一目で理解できる表現を心がけることが上級テクニックです。

3. 贈答品の並べ方・書き方の工夫

複数の品物を贈る場合、箇条書きの順番や整列の工夫で見た目が格段に美しくなります。

  • 数量順または価値順に並べる
  • 同じ単位やフォーマットを揃える(例:「一、○○ 一個」)
  • 表の使用:WordやExcelで表にすると視覚的に分かりやすく整列

小さな違いですが、読みやすさと整然さは受け取った側の印象を大きく左右します。

4. 封入・封の上級マナー

封筒への入れ方や封の方法も、基本を押さえつつ細部で差を付けられます。

  • 折り目をそろえてきれいに入れる(爪で軽く押さえると整う)
  • 表書きが封筒中央に来るように微調整
  • 封の糊は薄く均一に塗り、封筒の台形折りで端までしっかり押さえる
  • 慶事では完全に封を閉じる、弔事では封を閉じず半開きにするなど、場面に応じた調整

5. 手書きと印刷の使い分け

上級マナーでは、手書きと印刷を状況に応じて使い分けることも重要です。

  • 重要な式典・贈答 → 手書きで誠意を伝える
  • 社内イベントや簡易贈答 → 印刷で整然と見やすく
  • 混在型:表書きは手書き、本文は印刷 → 手間を省きつつ格式を保つ

6. 最後の仕上げ・細部への配慮

上級者は、細部の仕上げにも注意します。

  • 紙の汚れやしわがないか
  • インクのにじみやかすれがないか
  • 封筒の表面に折れや汚れがないか
  • 現金・商品券の場合は新札か未使用品か

細部まで行き届いた配慮が、相手に「心遣い」を感じさせるポイントです。

まとめ|応用で印象を格上げする

目録作成は基本を守ることが第一ですが、上級テクニックを加えることで、贈答品全体の印象を格上げできます。

ポイントは:

  • 品物・目録・封筒の統一感
  • 簡潔ながら丁寧で上品な文章表現
  • 折り方・封入・封の仕上げにまで気を配る
  • 手書き・印刷の使い分けで見栄えと誠意を両立

これらを実践すれば、どんな贈答シーンでも「相手に心が伝わる目録」を作ることができます。

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