英語で「順番」や「日付」を表すときに使うのが「序数詞(じょすうし)」です。例えば「1st(ファースト)」「2nd(セカンド)」は、日常生活の中でもカレンダーや教科書などでよく見かけますよね。ところが「4nd」と書いてしまう人も少なくありません。ぱっと見は「2nd」に似ているのでついそう思ってしまいますが、実はこれは間違いで、正しくは「4th」と書きます。この記事では「なぜ4ndはダメなの?」「どうして4thが正しいの?」という素朴な疑問を、できるだけやさしく丁寧に解説していきます。また、序数詞がどうして大切なのか、どんな場面で役立つのかについても触れていきます。英語が苦手な方や、これから初めて学ぶ方でも安心して読める内容になっていますので、ぜひ肩の力を抜いて一緒に確認していきましょう。読み終わる頃には、序数詞のルールが自然と理解でき、普段の英語に自信を持って使えるようになるはずです。
序数詞ってなに?基本をやさしく解説
序数詞の意味と役割
序数詞とは「順番」を表す言葉です。1番目は「1st」、2番目は「2nd」、3番目は「3rd」、そして4番目は「4th」と書きます。日常では誕生日の日付や、大会の順位を表すときによく使われます。また、建物の階数や、シリーズ作品の番号などにも登場するため、身の回りで意外と目にする機会が多い表現です。たとえば「2nd floor(2階)」や「3rd season(第3シーズン)」など、生活の中で自然に触れることができます。さらに、会話や文章の中で序数詞を正しく使えると、相手に分かりやすく伝わるという大きなメリットがあります。
序数詞が日常や学習で大切な理由
旅行で日付を確認したり、英語でスケジュールを立てるときにも序数詞は欠かせません。ホテルや航空券の予約日を英語でやり取りするとき、誤って「2nd」と「12th」を混同してしまうと大きなトラブルにつながることもあります。また、学校の授業や資格試験で出題されることも多いため、早いうちに慣れておくと安心です。間違えずに書けると、自信を持って英語を使えるようになりますし、相手に正確な情報を伝えることができるため、信頼感も高まります。毎日のちょっとした練習の積み重ねが、英語力の底上げにつながっていきます。
「4nd」ではなく「4th」が正解!
4thの正しい書き方と読み方
「4th」は「フォース」と読みます。例えば「April 4th(4月4日)」のように使います。数字の「4」に「th」をつけるのがルールです。さらに、この「th」は数字に続けて小さく書かれることが多く、読みやすさや見やすさを意識した表記になっています。実際に書くときには “4th” と続けて記すことが基本であり、正式な文章や公的な書類でも必ずこの形が使われます。
「4nd」が間違いとして使われてしまう理由
「2nd(セカンド)」のイメージが強いために、つい「4nd」と書いてしまう人が多いのです。特に英語を学び始めたばかりの方や、普段あまり意識せずに書いてしまう場合に多く見られます。しかし「4」は「th」をつけるのが決まりなので、「4nd」は正しくありません。間違えて使ってしまうと相手に不自然に感じられたり、英語に慣れた人にはすぐに誤りだとわかってしまいます。そうならないためにも、早めに正しいルールを覚えておくことが大切です。
4thを使う場面
誕生日の日付「May 4th」、大会の順位「4th place」、イベントの日付や歴史的な出来事の表記など、いろいろな場面で登場します。たとえば「July 4th」はアメリカ独立記念日を意味する特別な日付として知られています。また、スポーツの大会やコンサートの回数を示すときにもよく使われます。このように、日常生活だけでなく文化や歴史の中でも広く見かける重要な表現です。
よく使う序数詞まとめ
代表的な序数詞の一覧
- 1st(ファースト) … 最初の順番を示すときに使われます。日付では「January 1st(1月1日)」などでよく登場します。
- 2nd(セカンド) … 2番目を表します。順位や日付に限らず、階数を表す「2nd floor(2階)」などにも使われます。
- 3rd(サード) … 3番目を表す表現で、会話や文章にも頻繁に出てきます。「3rd time(3回目)」などが代表例です。
- 4th(フォース) … 正しい表記であり、4番目を示します。「4th place(4位)」や「April 4th(4月4日)」といった表現に欠かせません。
- 5th(フィフス) … 5番目を示す表現です。「5th anniversary(5周年)」など記念日に多く使われます。
さらに続けて覚えておくと便利なのが「6th」「7th」「8th」などで、これらはすべて「th」をつけて表します。10thや20thといった大きな区切りの数字も日常でよく登場するので、一緒に確認しておくと安心です。
間違いやすい序数詞の例
11th、12th、13th などは「nd」「rd」ではなくすべて「th」になります。特に注意したいポイントです。これらは見た目や読み方のリズムから誤解しやすく、英語学習者がよく間違える代表的なケースです。例えば「12nd」と書きたくなる方もいますが、正しくは「12th」となります。同じように「13rd」と書くのも誤りで、必ず「13th」とする必要があります。11から13までは例外的に全て「th」になると覚えておくと安心です。数字の最後だけを見るのではなく、この3つは特別ルールだと意識しておきましょう。
英語学習で頻出する序数詞
日付や順位を表すときに頻繁に出てくるのは、1st、2nd、3rd、4th、そして10thや20thです。さらに、25th(25日)や31st(31日)など、カレンダー上でよく使う日付の表現もよく登場します。大会や試験の順位では、1位から3位までは特に重要で、スポーツ記事や学校の成績表などでよく目にします。まずはここを覚えておけば安心ですが、慣れてきたら15th、22nd、23rd などもあわせて練習しておくと、よりスムーズに使えるようになります。
語尾のルールを覚えよう
1st、2nd、3rdの特別ルール
- 1 → 1st
- 2 → 2nd
- 3 → 3rd
これらは特に覚えやすく、序数詞の中でも最初に学ぶ基本的な形です。数字の最後に付けるアルファベットが変わるだけで意味が大きく変わってしまうので、しっかり確認しておくことが大切です。発音もあわせて意識すると、自然に定着しやすくなります。
th、nd、rd の使い分け
4以降の多くの数字は「th」を使います。ただし、21st、22nd、23rd のように語尾の数字によって変わる場合もあります。例えば「21st」は「twenty-first」、「22nd」は「twenty-second」、「23rd」は「twenty-third」となります。数字が大きくなっても基本のルールは同じで、最後の一桁に注目するのがコツです。また、「30th」や「40th」のようにゼロで終わる場合はすべて「th」になるので比較的わかりやすいです。
よくあるつまずきポイント
「11th」「12th」「13th」は例外で、すべて「th」になるので要注意です。たとえば「11nd」や「13rd」と書きたくなってしまうかもしれませんが、それは誤りです。これらは特別ルールとしてひとまとめに覚えてしまうのがおすすめです。さらに、31st、32nd、33rd などの表記でも、十の位が変わっても一の位に注目すれば正しく書けます。最初は少し混乱するかもしれませんが、例文を繰り返し読んだり書いたりすることで自然と身につきます。
間違えないためのコツ
語尾チェックのポイント
数字の最後の一桁に注目すると間違いが減ります。1なら「st」、2なら「nd」、3なら「rd」、それ以外は「th」です。さらに、10台の数字(11、12、13)は例外としてすべて「th」をつける必要があるので、特別ルールとして覚えておくと安心です。例えば「21st」は正しいけれど「11st」は間違い、「22nd」は正しいけれど「12nd」は誤りになります。このように一桁の法則と例外をセットで意識することで、表記の混乱を防ぐことができます。また、実際に日記や予定表に英語で日付を書き込む習慣をつけると、自然とルールが身につきやすくなります。
実際の例文で確認しよう
- My birthday is on May 4th.(私の誕生日は5月4日です)
- She got 2nd place.(彼女は2位でした)
- Today is the 1st day of school.(今日は学校の初日です)
- Our team finished 3rd in the contest.(私たちのチームはその大会で3位でした)
- The 21st century started in the year 2001.(21世紀は2001年から始まりました)
- He lives on the 5th floor of the building.(彼は建物の5階に住んでいます)
覚え方の工夫
声に出して読んでみると自然に身についていきます。リズムで覚えるのもおすすめです。例えば、「first, second, third, fourth」と歌うように練習すると耳にも残りやすくなります。また、日常生活の中で見かけた数字に序数詞をつけてつぶやいてみるのも効果的です。例えばカレンダーを見ながら「Today is the 15th」と口に出したり、階段を上りながら「This is the 2nd floor」と言ってみるなど、生活の動作と結びつけることで記憶がより強くなります。
もっと理解を深めたい方へ
序数詞と基数詞の違い
基数詞は「数そのもの」を表し、序数詞は「順番」を表します。たとえば「four」は基数詞、「fourth」は序数詞です。基数詞は買い物で「リンゴを4個ください」と数えるときなどに使われ、序数詞は「4番目の席」「4日目」など順序を明確にするときに用いられます。つまり、数字を「量」で表すか「順序」で表すかの違いがあるのです。この違いをしっかり理解しておくと、英文を読むときに意味を取り違えることが少なくなります。
英語表現の広がり
「2nd floor(2階)」「1st prize(1等賞)」など、生活の中でよく出てくる表現に触れていくと理解が深まります。例えば旅行先でホテルの部屋番号が「305 3rd floor」と書かれていれば「3階の305号室」と理解できますし、スポーツ大会で「He won the 1st prize.」と聞けば「彼は1等賞を取ったんだな」とすぐにわかります。さらに「the 21st century(21世紀)」や「the 5th Avenue(ニューヨークの5番街)」など、歴史や地名にもしばしば使われています。こうした実際の例を知ることで、序数詞がどれだけ日常生活に溶け込んでいるかが実感できます。
学習に役立つ教材
初心者向けの英語ドリルや、子ども向けの英語絵本でも序数詞が取り上げられています。楽しく学べるものを選ぶと続けやすいですよ。例えば、歌やリズムに合わせて序数詞を覚える教材や、日常の会話例をイラストつきで紹介している絵本はとても効果的です。大人でも子ども向け教材から学ぶと直感的に理解しやすいことがあります。オンラインの英語学習アプリでも日付や順位を練習する機能があり、ゲーム感覚で続けられるので飽きずに習得できます。
まとめ
「4nd」ではなく「4th」と覚えるだけでも、英語の正しさがぐっと増します。序数詞は少しルールを知ってしまえばとてもシンプルで、実は難しくありません。毎日の生活の中で少しずつ意識してみると、自然に身についていきます。例えば日記に日付を書くときに英語で序数詞をつけてみたり、旅行の予定表を英語で書き込んでみたりするだけでも、練習になります。さらに映画やニュースの中で耳にした英語を注意して聞くと、序数詞が思った以上によく出てくることに気づけます。こうして繰り返し触れることで記憶が定着し、自信をもって表現できるようになります。日付や順位を正しく書けるようになれば、英語がもっと楽しく感じられるはずですし、ちょっとした英語表記でも「きちんと書ける自分」に達成感を覚えることができるでしょう。